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護摩とは、仏教において行われる宗教儀礼で、炊き上げた炎の中に供物や護摩木を投じ、願望を祈念することです。護摩という言葉は、「供物」や「供物をささげること」などの意味するサンスクリット語の”homa(ホーマ)”が語源とされています。

護摩祈願は一般的に、不動明王を御本尊にして祈願しますが、拳正寺においては観音堂に祀る如意輪観音様を御本尊にご祈願いたします。如意輪観音の、「如意」とは意のままに智慧や財宝、福徳もたらす如意宝珠という宝の珠のことで、「輪」は煩悩を打ち砕く法輪を指しています。その2つを手に持った観音菩薩ということで如意輪観音といいます。また別名「救世菩薩」とも云われています。主に智慧、財福、福徳授与、安産、延命のご利益があります。

護摩の燃え上がる炎は仏の口とも云われています。神仏はそこから供物を食し、また炎は智慧の象徴でもあります。他にも人の煩悩を焼き払う意味もあり、護摩供において炎はとても重要な存在です。
護摩木には願い事を書く場合もあれば供養のために焼く場合もあい、火にくべられることで供物となり、その願望が成就します。